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SomAditya

2017.10.30 Monday
自分に対する不理解

【自分に対する不理解...】

アーユルヴェーダ発祥の国のインド人であっても、
現代の多様化してただ便利に忙しくなろうとする世の中の風潮に合わせて、
自分自身の事にじっくりと時間を持てない人が増えてきています。

 

何でもショートカット。(近道)

 

それが「便利」だと思っている。

 

インドも発展していっているように見えますが、
日本からわざわざその途上の国に移住した私から見るとそれは
何かを失っていく始まりに見えることがあります。

 

日本で田舎暮らしや自然療法やと
色んな活動をしている人を見る事がありますが。

 

その日本で一部の人達が大事に思いかえして
取り戻そうとしている時間の反対側で...

その貴重な時間を失わせていこうとしている新しいインドがあります。

 

私が取り組んでいるアーユルヴェーダという伝統医療の現場でも、その傾向が見られる事があります。

 

ハリドワールのドクターのクリニックで仕事をしている間にも
この「アーユルヴェーダ」への理解のなさが
インド人の患者さんとのやりとりの中からも見えます。

 

智慧を持って治していく医療ですから、
ただ単に「風邪です」とか、「頭痛です」とか。
それに対応した薬を出すというだけの医学ではないのです。

 

何が原因でそれが起こっているのか?

 

それを追求する事からアーユルヴェーダは始まります。

 

そしてその原因から改善していこうとしますから、
単なる痛み止めではなく、根本的な治療となります。

 

問診だけでなく、目で見て、触れてみて、検査をして、
と、あらゆる方法でその症状一つ一つの原因に迫ります。

 

ですから患者として来た人達もそれなりの時間を要し
色々な原因追求に協力しなくてはなりません。

 

だって、治したいのは患者さん自身のはずですから。

それに対応するのは当然の事です。

 

ところが患者さんの中には、

費用が掛かるから検査はしたくない。

面倒だから早く薬だけ欲しい。

 

そんな意見もあります。

 

ドクターはそんな患者さんに出あった時には

西洋医学の薬の処方を書き渡し、
こう言います。

 

痛みだけ治めたければ簡単な薬はいっぱいあるよ。

本当に治したかったらまた来なさい。

 

でも手遅れになる事もあるっていう事を忘れないで。
よく考えてみてください。

 

そういって優しくその人が通れるだけのドアを開けてあげるのです。

 

そのドアをまた通って戻ってくるかどうかなんて
ドクターは気にもしません。

 

ドクターは単純に「アーユルヴェーダ」という一つの伝統を守っているだけですから、世の中に広めたいとか、アーユルヴェーダだけが優れているだとか、
そういう意識のないところで、ただ自分のするべき事をしているだけなのです。

 

とても多きな誇りを持って。

理解のない人がいても
どうぞ、とその人への扉を優しくあけてあげる。

 

便利だけが欲しくてドクターを訪れて、自分に向き合えていないうちは、どんなに頑張っても理解してもらえない事だと
ドクターも多くの経験で知っているのです。

 

それはその人が悪いっていう意味でもない。


この世の中の風潮、この世の中が向かおうとしている道中の人...。

 

どの人へもタイミングというものを尊重して対応します。

 

そんな態度が私にはとてもいい勉強になります。

 

世の中はどんどんと便利になろうとしている。

 

それだけ自分の為の時間も惜しくなる。

 

それを他人にも強要したくなる。

 

そんな連鎖から生まれるストレスに気がつかずに
当たり前の様に世の中はもっともっと急ぎ足になっていく気がします。

 

悠久の時が流れているといわれているインドでさえも。

 

優れた薬草を紹介したり、治療の手法を研究したりしていますが、
私は常にそんな特別な事よりも大事な事に
皆が気がつけばそれだけで本当はいいはずなのに...と思うのです。

 

寝る時間と起きる時間。

 

それすらもまともではない現代。

 

自分の為の時間よりも仕事や他人の事が優先で
ゆっくり休むという事を知らない現代。

 

他人と向き合えないのは自分に向き合えていない鏡でもあって、
孤独の方がよしとされている寂しい世の中。

 

インドでも日本でもそれは本来どうあるべきだったか?
常に振りかえっていたいです。

 

アーユルヴェーダへの不理解を見ていると、
それは「自分に対する不理解」だな...と。

 

クリニックを背にする患者さんを見てしみじみ思うのでした...。

| SomAdi Ayurveda | 11:11 | - | - | author - Him Vedic SomAditya |
2018.07.18 Wednesday
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